プレスリリース

愛知県常滑市でAIオンデマンド交通の社会実験を開始 ~地域と共創した利便性の高い交通サービスと移動目的の提供により、元気に暮らし続けられるまちへ~

2023年11月20日

プレスリリース

 とこなめサスティナブル公共交通推進プラットフォーム(代表団体:常滑市)は、愛知県常滑市でAIオンデマンド交通サービスを12月1日(金)より運行します。

 常滑市は、自家用車への依存度が高く、近年単身高齢者が増加している地域であり、今後車が自由に使えない人や、周りに頼れる人がいない人が確実に増加する見込みから、地域で元気に暮らし続けられる環境が求められています。
 そこで、住民の移動ニーズにフィットした既存の公共交通と連携するAI オンデマンド交通の実証実験を行うとともに、地域特性を活かして観光客の移動を取込むことで、持続可能性の高いビジネスモデルを創造できるか、有用性を検証します。

 本実験のポイントは、以下3点です。
① 人流データ分析やワークショップを通じて住民の詳細な移動ニーズを抽出し、既存の路線バスと連携するAIオンデマンド交通の導入を通じて住民にとって利便性の高い公共交通サービスを創造し、公共交通分担率を上げます。
② ショッピングモール等との共創により、外出意欲が高まるイベントなどの情報を発信し、移動手段とセットで移動目的を提供することで公共交通の利用者を増やすとともに、住民の健康増進を図ります。
③ 国際展示場が立地する地域特性を活かし、空港島に訪れるコンベンション利用者を市内へ誘客するサービスの提供を通じて、将来的に住民と来街者の移動ニーズを集約したビジネスモデルによって持続可能性を高めることが有用であるかを検証します。

 今後は、住民や共創団体との意見交換により適宜サービスを見直し、導入に向けた課題を検証してまいります。

※本事業は、国土交通省の「令和5年度 共創モデル実証プロジェクト」の採択を受け、「とこなめサスティナブル公共交通推進プラットフォーム」を立ち上げ、実施します。

<詳細>
■オンデマンド交通サービス詳細

・サービス提供エリア:常滑市北部・中部エリア
・サービス提供期間:2023年12月1日(金)~2024年1月31日(水)
※運休日:毎週月曜日、年末年始(2023年12月29日~2024年1月3日)
・サービス提供時間:8:00~20:00
・車両:10人乗り車両 2台(各エリア1台ずつ)
・料金:ライフスタイルに応じて、以下の2プランから選べます。
1) 回数券プラン(1月31日まで有効)
5回券1,900円、10 回券3,600円
※追加購入する場合は、1,900円で5回分追加することが可能です。
2) ワンタイムプラン
1回乗車毎に大人400円、子ども(小学生)200円
※いずれのプランも、幼児無料となります。大人1名(または子ども1名)につき2名まで。
・利用方法:アプリまたは電話(mobiカスタマーサポート:050-2018-0107、
営業時間:10:00~19:00)
・決済方法:回数券プラン:クレジットカード
ワンタイムプラン:クレジットカード、現金

※右図には空港島が入っていませんが中部エリアには空港島も含みます。

・アプリ:以下より、アプリをダウンロードください。
iPhoneの方はこちら:https://apps.apple.com/jp/app/willers-maas/id1471754821
androidの方はこちら:https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.willer.maasapp

※現在、中部運輸局へ認可申請中です。
 当サービスは、運行はサンレー交通株式会社と名鉄知多タクシー株式会社が行い、アプリサービス提供や事業全般サポートをWILLER株式会社が行います。

■とこなめサスティナブル公共交通推進プラットフォーム協議会
・構成員一覧
常滑市
サンレー交通株式会社
名鉄知多タクシー株式会社
知多乗合株式会社
愛知国際会議展示場株式会社
イオンモール常滑
青海ボランティア隊
一般社団法人とこなめ観光協会
社会福祉法人常滑市社会福祉協議会
WILLER株式会社