プレスリリース

AIオンデマンド交通システムを用いた“従業員送迎シャトル”の実証運行を開始 ~快適な移動の提供を通じて、従業員満足度の向上や地域の渋滞緩和を実現~

2024年04月01日

プレスリリース

 Community Mobility株式会社(本社:東京都目黒区、代表取締役社長:村瀨茂高、以下「Community Mobility」)は、京セラ株式会社(本社:京都府京都市、代表取締役社長:谷本 秀夫、以下京セラ)と連携し、企業や地域が抱える課題を解決する新たなソリューションとして、AIオンデマンド交通システムを用いた「従業員送迎シャトル」の実証運行を4月1日(月)より共同で開始します。
本実証実験では、京セラの鹿児島川内工場(所在地:鹿児島県薩摩川内市高城町2310-10)の近隣にある従業員寮に住む約300名を対象に、工場と各寮を結ぶ送迎シャトルを提供します。

 現在、従業員はマイカー、公共交通、自転車、徒歩のいずれかの手段で通勤しており、特にマイカー通勤による朝夕の周辺道路の渋滞が課題となっています。また、当該地域はマイカー依存度が高く、マイカーの有無によって生活のしやすさが左右されます。今回、新たに従業員寮に住むこととなる約300名において、マイカー通勤から脱却し、送迎シャトルを通勤手段の選択肢に取り入れることで渋滞緩和を図るとともに、退勤時は商業施設にも立ち寄りやすい降車場所を設置することで従業員満足度向上を目指します。また、本送迎シャトルはアプリで事前予約することで、乗車場所で長時間バスを待つことなくスムーズに乗車することができ、快適な通勤体験を提供します。

 当初は、対象者を限定した従業員送迎シャトルとして提供しますが、実証期間中に対象となる従業員を拡大しつつ、利用データや従業員の声をもとに乗車場所や運行スケジュールの最適化を図ります。さらに将来的には、地域住民にも一部開放することで、地域の移動を活性化させ、地域のみなさまとの共創を実現できればと考えています。

 今後も、Community Mobilityは、本ソリューションを通じて快適で豊かな地域交通の共創を目指して参ります。

<概要>
・実証運行期間:2024年4月1日(月)~9月30日(月)
・車両:大型バス2台
・対象者:対象の寮に住む従業員約300名
・運行ルート:

・各社の役割:
  京セラ:従業員向け提供主体
  Community Mobility:全体企画、システム提供、実用化に向けたサービス検討
  川内観光交通:運行サービスの提供